Lithograph by Ejler Bille for 『The Colossen fra Maroussi』／A

デンマークにて画家、版画家、彫刻家、詩人と幅広い才能を持った芸術家 Ejler Bille （アイラー・ビリ／1910- 2004）は、デンマーク抽象芸術の先駆者の一人として活躍。デンマーク王立芸術アカデミーを卒業後、生涯を通じてインスピレーションを得るために世界中を旅した芸術家でした。ある旅行中にバリ島の芸術に魅了され、氏の際立つ色彩感覚に影響し多くのコレクションを生み出したと言われています。鮮やかな色彩の作品は1987年 にはデンマークの切手にも採用されています。

1941年にアメリカの小説家 Henry Miller（ヘンリー・ミラー）によるギリシャ旅行記『The Colossus of Maroussi（マルーシの巨像）』のデンマーク語版が出版された際、Ejler Billeのオリジナルグラフィックを挿絵に用いたものが2000部が刊行され、そのうちの500部にEjler Billeによる直筆サインとシリアルナンバーが付されました。こちらの作品はナンバー20のサイン本から抽出された作品を額装したものとなります。それぞれの作品に直筆サインとナンバーはなく奥付に1つのみとなりますので、こちらは複製したものを額装の裏に貼付しております。

氏の特徴である細く規則的な筆致、明るく澄んだ色合いが映えるよう、シンプルなオーク材に飴色を施した当店オリジナルフレームに仕立てました。

こちらは現在店頭にてご覧いただけます。

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